CNCフライスの設計 20.フレームの平行ピン

スクリーンショット 2016-03-22 21.12.58フレームの形状が決まったところで組み立てに必要な平行ピンについて設計します。フレームはボルトで組み立てますが、それぞれの板が正確な位置に決まるように平行ピンをフレームに打ち込んでおきます。平行ピンの位置は穴あけ位置で決まります。フレームのボルトを締める時に平行ピンに押し当てるようにしながら締めます。そうすることにより精度よく組み立てができます

平行ピンはこのような物です。

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上図はフレームの左右だけ表示しています。ボルトの穴はまだ開けていません。平行ピンだけを書き入れています。底の板の位置を決めるために片側で3本の平行ピン。後ろの板の位置を決めるために3本の平行ピン。合計で6本の平行ピンがそれぞれのフレームに打ち込まれています。

下の板ですが、平行ピンに乗っかり奥の方に押し付けるように固定します。

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底の方から見ると上図のようになります。このピンで上下方向の精度が決まります。

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上図はフレームの上から見た図で中央の平行ピンです。底の板の切り込み部分を平行ピンに押し当てることにより前後方向の精度が決まります。同様にして後ろの板も同様に平行ピンに押し当てて組み立てます。平行ピンは直径8mm。切り欠きの幅は10mmにしてあります。

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上図はフレームを後ろから見たところです。4本の平行ピンで前後方向の位置が決まります。そして切り欠き部分の平行ピンで上下方向の精度が決まります。

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側面図。

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正面図

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上面図。

次回はX軸のリニアガイドの取り付け部分とフレームのボルト穴を追加します。